人がもつそれぞれの感覚
人がある物事に関して、重大かそうでないかと感じる感覚って本当にそれぞれなんだなと思った。
今回の北朝鮮のミサイル発射に関してのある俳優さんのコラムを読んで驚いた。
日本上空をミサイルが通過した件で、Jアラートを鳴らし、安部総理が緊急会見した事、新幹線運転の一時見合わせなどが、大袈裟だと言っていた記事だ。
私は政治にはあまり詳しくないので、政治に詳しい人からすると、そういう見方もできるのだろう。
個人的には、熊本地震を経験した事で危険と思われる事への感心の度合いは敏感になっている。
何事も対岸の火事とは思えない。
いつどこで何が起きるかは分からない事を身をもって経験させられた出来事だった。
私としては、今回のミサイルでのメディア等の反応はとても過剰だなんて思えなかった。
安部総理の緊急会見にしろ当然にも思えた。
そのくらい、今回の北朝鮮の件は異常で危機な行為だと思った。
あれは、安部総理のパフォーマンスだとか、事前に分かっていたとか、どうでもいい。
あの時間に発射された事実は変わらない。
「何事も絶対なんかない」と思っている。
「この世界の片隅に」という映画を観たことのない方には、この映画を是非みていただきたいと思う。
時代が変わったようで、基本的に変わらない部分の事の方が多い事を思い出させてくれる。
私は、日本は本当に平和ボケしていると思っている。
でも、平和ボケできる生活の方が本来あるべき姿なのだと思う。
人が人の安全を脅かせ、命を奪う権利なんてどんな人間であっても、そんな権利は存在しない。
このままでは先代が掘った防空壕を再利用させてもらう日も近いだろうな…